ロケット雑学
当カテゴリではロケット雑学をご紹介します。
まずは国別ロケット打ち上げ数のランキングとその結果を考察します。
打ち上げ数ランキング
1位ロシア
2位アメリカ合衆国
3位EU
4位中華人民共和国
5位日本
6位インド
7位イスラエル
ロシアとアメリカは流石の回数で、1位と2位です。
しかし、興味深いのは成功率となると、2位のアメリカと3位のEUが逆転する結果となります。
その中には、有人ロケットの痛ましい事故として記憶されるものもあります。
科学の発展に犠牲はつきものとはいえ、危険であっても立ち向かった勇気を讃えるとともに、ご冥福をお祈りします。
東大のロケット
戦後日本初の実験用ロケットは、なんと大学の研究所で作られました。
1954年に、年間予算560万円で開発が開始されたこの計画、その予算の制約から、超小型の火薬式ロケットを実験装置として使用せざるをえませんでした。
その形が、まるで、鉛筆のようであるところから「ペンシルロケット」という愛称が生まれました。
それは、とても小さいものでしたが、実験データを計測するには十分の性能を持ち、それらの貴重なデータ類は、後の日本におけるロケット開発に有効に活かされたのはいうまでもありません。
ロケットというものは巨大であるのが常識だった時代に、逆境をあえて利用する「逆転の発想」に学ぶところは、たくさんあるはずです。
最先端のロケットにかかせない職人技
ロケットに使われる外壁や部品を眺めたことのある方ならばわかると思うのですが、驚くほど薄く、ぺらぺらで、「薄皮一枚外が真空かよ」と戦慄することも多々あります。
ロケットとは、いかに小さな労力で、重力の束縛から断ち切れるかが勝負です。
燃料ですら、その足かせとなってしまうのですから、部品は軽いにこしたことがないわけです。
そういうわけで、部品には「軽くて硬くて粘りがある」ことが要求され、その繊細な調整には、職人技が要求されるため、かつての日本の製造現場にも、気むずかしい職人気質がたくさんいたそうです。
加工においても、過程自体は自動車や家電商品とかわらないのですが、なにせ、次にいつ使うか、同じ形になるかすらわからない部品に、いちいちプレス用マシーンを作っていたら、それだけで、かなりの赤字になってしまいます。
結局、どうするかというと、職人がごりごりと削ったり、ぐりぐりと延ばしたりします。
ロボットに覚えさせて真似させればいいんじゃ?と、素人なら誰でも思うのですが、いまだに、「観察し、結果に柔軟に対応する」微妙な加工を真似できるロボットはいないそうで、凄いなぁ、とただただ感心するばかりでした。
ロケットというと、最先端の固まりというイメージですが、それが宇宙に飛び立つには、何人もの職人の手作業と「経験と勘と度胸」が必要というのも興味深い話ですね。