ロケット花火について

ここでは、今でも人気の有るロケット花火にまつわる話をご紹介いたします。

嗚呼、懐かしの……

誰でも、子供の頃には、花火を遊んだことがあるのではないでしょうか。
そして、最後のお楽しみはロケット花火。
高い音をたてて飛び上がるロケット花火にわくわくした男の子は多いはずです。

その男の子たちが、よく経験するのは、
「火がつかなかったと思って、近づいたら、突然発射した」
ということですね。
どういう理屈なのかわかりませんが、このアクシデントには本当に毎回びっくりさせられたのを覚えています。

次に、体験することが多いのは、
「発射寸前に、台が倒れた」
ことではないでしょうか。
無事、点火もしたぞ、そろそろ発射だ!というときに、見事、こちらに倒れたときの、あの絶望感といったら……
それにしても、子供というのは馬鹿なもので、よく、お互いをロケット花火で撃ち合ったりして、服に穴を開けてしまい、怒られたものです。
さて、そんな「子供のまま大人になった」人達が楽しめる世界のロケット花火祭りをご紹介いたしましょう。

教会 vs 教会の「ロケット花火戦争」


ギリシャのエーゲ海に浮かぶ島、キオス島。 ここには、毎年、イースター(復活祭)の時期に、1キロほど離れたライバルの教会同士がロケット花火を撃ち合うという、とても物騒な行事があります。
目的は、相手の教会の鐘に、ロケット花火を当てること。
手作りのロケット花火、その数、実に 7 万発以上。その様はまさに「戦争」。
1889年以来、続いている伝統行事なのだそうですが、ものがものだけに、ぼや騒ぎも起こるそうです。
それでも、中止にならないのは不思議ですが、「怪我人が出ても祭りは楽しみだからやめられない」のは、世界どこでも同じということでしょうか。

台湾の花火祭り

2月の元宵節に、台湾の台南県塩水という所で行われる、ロケット花火と爆竹の祭典があります。
そもそも、何故、このようなお祭りになったかといえば、昔この地域で伝染病が流行って、その厄払いで始まったものが徐々にエスカレートして、こうなってしまったのだそうな。
内容はといえば、「ミサイルひな壇からまわりに連続発射」という、こちらも物騒では負けていないレベル。
怪我人、死人すら出るそうですが……やはり、中止はされない模様。

長崎の精霊流し

なんとなく、しんみりとした行事……と思いきや、大量の爆竹やらロケット花火を飛ばしながら歩くというど派手なものでした。
とにかく、爆竹の音が凄い。耳をつんざく大音量に、耳栓が必須。
やはり、飛び交うロケット花火で火事になる家もあるとか。
それでも……やめられないんでしょうねぇ、祭りはねぇ。

まぁ、 1 年に 1 回の、せっかくの祭りですから。
このときばかりは、子供に戻って。
踊る阿呆に見る阿呆。
同じ阿呆なら、踊らにゃそんそん!

ちなみに……

日本のロケット花火祭りは、他にもまだまだあるのですが、そのほとんどが、「ロケットを作り、いかに美しく、高く飛ぶか」を競うものだったりします。
つくづく、日本というのは職人の国なのだなぁ、と実感するばかりでした。